- 新しく靴を買いたい。今回のシューズは機能性重視にするつもり。
- 自分の足のサイズなんて測ったことないからわからないよ…
- 足の健康をサポートしたいから、自分でできる足のサイズの測り方を教えて!
足指や土踏まずの変形・足の疲れやすさを感じながら放置してしまう方は多いです。しかし、そのまま放置をしていますと痛みやパフォーマンスの低下につながります。
私は地域の方向けに足育講座を実施したりトレーナーとして国体選手のケアを行なったりしています。そこでの会話で気づいたことは、一般の方だけでなく選手であっても自分の足のサイズをちゃんと知る機会がとても少ないということです。
そこでこの記事では、自分の足にぴったりな靴を選ぶための足のサイズの測り方を、準備から自分つま先の形にあう靴までまとめて解説します。
自分の足に合った靴を選べるようになると歩いていても疲れにくかったり、足にかかる負担をサポートすることができます。
この記事を読めば「足から健康をサポートするために重要な自分の足のサイズの測り方」がわかります。
自分の足のサイズを知り、足にあう靴を選ぶメリット
足にあう靴を履くメリットは沢山あります。本来、靴には足の構造を支え、歩きをサポートする機能があります。
新しく靴を買うときに何を基準に選んでいますか?「幅の広い靴が脱ぎ履きしやすくてラク」こういう人も多いです。しかし、幅が広すぎる靴は土踏まずを支えてくれず足のアーチはつぶれやすくなります。
また、靴の中で足が動くことによって擦れたり、摩擦で足裏の皮膚が硬くなる、疲れやすいなどの問題が発生します。
足のサイズを測るための事前準備
それでは足のサイズを測るための事前準備を解説します。
まず、自分で足のサイズを測る方法は3つあります。
- 印刷した用紙を使って測定
- フットメジャー(足サイズの測定器)を使って測定
- ZOZOMATで測定
それぞれ解説します。
印刷した足計測シートを使って足のサイズを測定
足計測シートを印刷して使用します。色々な団体が用紙を作成していますがここでは日本教育シューズ協議会の「足計測シート」を使います(コチラからどうぞ)。
- 印刷した足計測シート
- ハサミ
- 三角定規
ざっくり説明すると、印刷した足計測シートの上に立ち、三角定規と切り取った目盛線で測定をします。
この方法のメリットはプリンターさえ家にあればお金がかからず足のサイズを測定できます。デメリットは測定に手間がかかり初心者にはちょっと難しいかもしれません。
フットメジャー(足サイズの測定器)を使って足のサイズを測定
フットメジャーと呼ばれる足サイズの測定器を使用します。
フットメジャーはAmazonや楽天などの通販サイトで購入することがでします。購入する時の注意点は数百円で販売されているものは「足の長さ」しか測ることができず、靴のサイズを決めるのに必要な「足幅」や「足囲」を測定できません。
2-3000円しますが「足幅」や「足囲」も測定できるものをオススメします。
- フットメジャー
ざっくり説明すると、準備したフットメジャーで測定します。
この方法のメリットは専用の測定器を使うことで正確な足のサイズを測定できます。デメリットは測定器の購入に数千円かかってしまうことです。
ZOZOMATを使って足のサイズを測定する
ZOZOMATはアパレル通販サイトのZOZOが靴販売サービス用に開発したシステムです。
専用のマットとスマホのカメラで足の計測ができます。少し前に合った全身を計測してくれるZOZOスーツの足計測版といったところです。
今ならZOZOMATは送料も含めて無料で利用できるのでZOZOアカウントをお持ちの方は申し込むだけで家に届きます。
- ZOZOMAT
ざっくり説明すると、ZOZOMATの上に立ち、スマホのカメラで撮影するだけで計測できます。
この方法のメリットはZOZOアカウントがあれば無料で利用でき、スマホで計測できるという簡便さです。デメリットはスマホが対応していないと測定できないことです。
ZOZOMATを使った足サイズの測定方法はこちらの記事にまとめています。
ZOZOMATってどうやって使うの?どんな感じ? ZOZOMAT使って測定して靴を買ってみようと思うけど、サイズが合わなかったら怖い… ZOZOMATとメジャーで足のサイズを計測した場合、どれくらいの差があるの? […]
自分の足のサイズの測り方(足測定シート・フットメジャー)
ここでは足測定シート・フットメジャーを使った足のサイズの測定方法を解説して行きます
測定の注意点
測定は靴下を履かずにはだしで行います。また、足のサイズは時間によって違います。午後になると足が少しむくんで大きくなる傾向があるので測定は夕方以降をおすすめします。
測定するときには立った状態で両足に体重をかけて測定します。体重がかかっていない状態の足は少し細くなるため、その状態にあわせた靴では少しきつく感じる事があります
- 測定ははだしで!
- 測定の時間は夕方以降
- まっすぐ両足に体重をかけて測定
測定する項目は左右の足長・足囲!測定方法別に解説します。
足測定シートを使った測定の手順
シート左のメジャーは足囲測定に使用するのであらかじめ切り取っておきましょう。
- 足測定シートの上に立ち、カカトの1番出っ張ったところを緑の線に合わせる
- 足の人差し指の中心を青い線(もしくは赤い線)に合わせる
- 1番長い指の先に印をつける
- 親指の付け根の1番出っ張ったところに印をつける
- 小指の付け根の1番出っ張ったところに印をつける
- 足長の計測:①から③までの距離を計測
- 足囲の計測:④と⑤の部分を、切り取ったメジャーで一周ぐるっと測る
これを左右の足で行います。

フットメジャー使った測定の手順
- フットメジャーの上に立つ
- 目盛を動かし、足長を測定
- 親指と小指の付け根の1番出っ張ったところで一周ぐるっと足囲を測定
これを左右の足で行います。
足サイズの確認方法
足サイズはMOONSTARのホームページで自動計算できます(サイズ自動計測|MOONSTAR)。
つま先の形から足にあう靴の形状がわかる
自分の足のサイズがわかったら、次はつま先の形をよく見てみましょう。
つま先の形が重要なのは、足の形にあう靴の形状があるからです。
もし、自分の足に合わない靴を長時間履いていると、つま先部分が靴の中で変形し、外反母趾などを“作ってしまう”こともあるのです。
正しい靴の選び方|中外製薬より
足のつま先の形には大きく分けて3種類あります。
- エジプト型
- ギリシャ型
- スクエア型
エジプト型は親指が1番長く、他の指は小指に向かって短くなり、つま先はなだらかにカーブを描きます。日本人にはこのエジプト形が1番多いと言われています。このタイプにあうつま先の形状は「オブリーク型」になります。
ギリシャ型は足の人差し指が1番長く、つま先は人指し指を頂点に対称的なカーブを描きます。このタイプにあうつま先の形状は「ラウンド型」になります。
スクエア型はすべての指の長さがほとんど同じでつま先は上から見ると四角形をしています。このタイプにあうつま先の形状は「フレンチ型」になります。
まとめ
ここまで自分の足の測定方法そしてつま先の形に合った靴の選択について解説しました。
自分の足に合った靴を選択するには自分の足のサイズを正しく知ることが大切です。
- 足にあう靴を履く事で足のトラブルを避ける事ができる
- 足のサイズ測定には足長・足囲を入力して、ワンクリック
- 自分のつま先の形にあう靴で足指の負担を軽減
「自分の足にあう靴を履く」ためには、「自分の足のサイズ」をちゃんと知る必要があります。
今回の記事を参考に自分の足のサイズを測定してみてください。